今日はインド映画”マダムインニューヨーク”を見ました。
インドの女性は髪の毛に艶があって美しく目鼻立ちがくきっり、でてくる人皆美女で魅惑的です。主役の女優さんはシュリデビという1963年生まれだそうですが、年齢を感じさせない美しさです。彼女のことをフランス人コックが”her eyes are like coffee drops in a saucer of milk”と表現するところがありますが本当にぴったりな表現です。インド映画特有のダンスと音楽も楽しいです。
料理の腕は抜群でそれは皆も認めるところではあるけれども、家族に英語ができないことをからかわれずっとコンプレックスを持ち自分に自信が持てないでいた女性が英語を習い、自信を取り戻していくストーリーです。
ある日、ニューヨークに暮らす姉から姪の結婚式の手伝いを頼まれ、最初は一人で行くことが英語もできず不安で仕方がなかった主人公が、「4週間で英語が話せる」という英会話学校を見つけ、姉にも内緒で英会話学校に通うことを決めます。そこにはタクシーの運転手をするパキスタン人、フランス人コック、美容師の中国人、乳母をするスペイン人と様々な国の人がそれぞれの理由から英会話スクールに通っています。その仲間とともに新しい単語を覚え、最初は単語を並べるだけの会話がやがてセンテンスで使えるようになっていく様子が描かれています。4週間後の卒業試験は5分間それぞれがスピーチをするという課題が課されます。英語を学習する人にもモチベーションアップとなる映画ですし何歳になっても始めることは遅くないと勇気をもらえます。
NYへ向かう飛行機の中ではCAさんにお水をくださいということが言えない主人公
隣の男性がCan you get the lady a glass of water please 「彼女に水を1杯」と親切に頼んでくれます。
This is your first trip to the US.. and first times happen only once Every first experience is special… so enjoy…
「初めての米国旅行、 何事も“初めては1度だけ。その1度は特別な体験だ だから楽しんで」
*初めての海外でこんな風に勇気づけられたらうれしいですね。
(NYについて姪と待ち合わせるためにはじめてはいったカフェで)
Anything to drink? 「飲み物は?」 Water… 「お水を」 Still or sparkling? 「炭酸入り?」と言われわからず結局コーヒーと言ってしまいますが、今度はコーヒーの種類を早口で聞かれ結局逃げ出すようにお店をでてしまいます。(カフェの店員がかなり意地悪な気がしますが。。。)
そんな主人公が英会話スクールに通ってカフェで堂々と注文できるようになっているセリフが
I will have a cafe latte. a double cheese vegetable sandwich and a glass of iced water please
(氷入りのお水もお願いとスラスラと注文できるようになっています。主人公はとても頭の良い女性でどんどん英語も理解し新しいことも覚えていきます。
ある日英会話スクールで先生が冠詞の説明をしており、主人公がTheについて
Why India not ‘the India’ and why America “the United States of America”?どうしてインドにはTheがつかなくて、アメリカは アメリカ合衆国はTheがつくのですかと質問します。 映画の中では先生もとてもいい質問だねということで回答はありませんでした
別途回答してくださっている人がいました。興味がある方はチェックしてみてください。
ラストでは主人公が結婚する2人に英語でスピーチをします。
それは彼女の2人へ送る言葉とともに夫へまた家族へ自分の思いを向けた言葉でもあったと思います。家族は平等で尊重すべきものであるということを。
とても長いので少しだけ抜粋して紹介します。
This marriage is a beautiful thing.It is the most special friendship of two people who are equal
結婚は素晴らしいです。それは最も特別な友情です。なぜなら対等な者同士の友情だから。 Life is a long journey 人生は長い旅です。
Try to help each other to feel equal. It will be nice
互いに助け合って対等と感じるようにすれば大丈夫 Sometimes..married couple don’t even know how the other is feeling
時に夫婦でも相手の気持ちが分からなくなるものよ So… how they will help the other?Try to help each other to feel equal
だから助け合う方法も見失う
That is the time you have to help yourself自分で自分を助ける時よ。
Nobody can help you better than you 自分を助ける最良の人は自分
*主人公が自分のコンプレックスを克服し、自分自身に自信をつけて
明るく生き生きと新しい一歩を踏み出せたことからでてきた言葉だと思います。
私たちにも勇気と希望をくれる素敵な言葉だと思いました。
Family can never be… never be judgemental! Family will never put you down… will never make you feel small Family is the only one who will never laughat your weaknesses Family will never… put you down. will never make you feel small家族は決して決めつけない、決して傷つけない、あなたの弱みを笑わない。
Family is the only place where you will always get love and respect 家族だけは愛と敬意を与えてくれるわ
スピーチでは映画をみてカップルが喧嘩をしているシーンで覚えたた”judgemental”という言葉を早速使っています。このスピーチは英語の先生に文法上の間違いは少しあるけれど素晴らしかったと褒めれます。
妻は美しく料理が上手だけれど自分と対等とは思っていない夫に気づきを与え反省と同時にまだ自分を愛しているか?と夫に不安を覚えさせる程に自信がついたことで美しい主人公は更に生き生きと輝いていました。
By Jerusha 2017.03.12
コメント
追伸:タイトルはあえて日本語で解釈すると”英語のようなもの?”とかって言いたいのでしょうか?
この映画ではフランス人の人が話す英語、中国人の人が話す英語、スペイン人の人が話す英語、もちろん主役のインドの主婦またその家族が話す英語。 皆勿論、英語だけど少し文法が違ったり発音が母国語の発音が混じったりしています。そういうことをVinglishという言葉の中にInterlanguageだということをあらわしたのでは(?)と想像します。
原題はEnglish Vinglishで韻を踏んでいるようですが、Vinglishは造語で意味はないようです。
主役の女性が主婦でニューヨークに姪の結婚式のお手伝いに行くことになり映画のシーンのほとんどが
ニューヨークが舞台なので日本語タイトルがマダムインニューヨークとつけられたのだと思います。
kakoさんならこの映画はどのようなタイトルをつけますか?
今いろいろサーチしてたら原題は「English Vinglish」っていうんですね!それが「マダムインニューヨーク」?
私もこの映画とってもいいって聞いたことありました。英語学習者であればなおさら勇気づけられるって・・・ほんとにそうなんでしょうね。私も見たくなりました。素朴な疑問で、タイトルがなぜ「マダム」ってついてるんでしょうね?
マダムインニューヨーク絶対観たいと思います!
投稿とても勉強になりました。
なんだか情景が目にうかぶような…映画の素晴らしさが伝わってきました。