以前にも一度やったことがあるのですが、7月8日(土)の前半は「NHKラジオ英会話」のスペシャルウィークのテキストから英語の早口言葉(Tongue Twisters) をやりました。
Did Ed edit it? -Yes, Ed edited it!
エドが編集したの?-はい、エドが編集しました。
これを流暢に言おうとすると、エディディディディ・・と舌がもつれそうになり、何度もやると笑ってしまいます。テキストにも「ほぼすべての語がリンクします」と書いてありました。とにかく面白くてためになる発音の練習です。参加者の皆さんは本当に上手に発音されていて、素晴らしかったです
If you notice this notice, you’ll notice that this notice is not worth noticing.
もし、あなたがこのお知らせに気付けば、このお知らせが気付くのに値しないことにあなたは気付くでしょう。
動詞のnotice(気付く)と名詞のnotice(お知らせ)とを混ぜ合わせた、これもまた面白い文なのですが、ポイントはnoticeの発音です。「ノーティス」ではなく「ノウティス」つまりoが「オウ」という二重母音になるところです。
「オウ」を意識して、大げさなくらいに口をとんがらかすようにしてこの文を読んでみると、やっぱり舌がもつれそうになりますね。
さらに、これに関してすっごく勉強になったのが、番組の中で「英国風の発音」を教わったことです。
英国語発音ではこの二重母音は「オウ」ではなく、オがいわゆるあいまい母音(発音記号でeが逆さまになった音)になるんだそうです。
しかも、t の音は米国語では軽く舌を転がすように、全体では「ノウリス」と聞こえるような発音になりますが、英国語の t はハッキリ発音します。カタカナで書くのは非常に難しいのですが「ナェゥティス」という感じでしょうか・・?
放送でこれを教わったとき、私は目からウロコが落ちるような思いがしました。この二重母音の発音の違いが、米国語を聞き慣れている人が英国語を聞くのを苦労する一因になっているんじゃないかと思うくらいの大発見でした。
たしかに私の周りのイギリス人も「ナェゥティス」と言ってるし、同じような二重母音がある言葉をそーいうふうに発音しているように思いました。
ラジオ英会話の遠山先生のパートナーのお二人はどちらもアメリカ人ですが、この早口言葉を英国風に読んでくれて、その違いがよくわかりました。
参加者の皆さんとも一緒にこの英国風発音を練習してみました。皆さんとっても上手に発音されていて、対応力が素晴らしい!と思いました。
毎月のスペシャルウィークは「英会話文法」とか「英会話リテラシー」(英語圏の文化をいろいろ紹介してくれます)など、学校では習わなかったことをたくさん教えてくれます それがラジオでタダで聞けてしまうのですからほんとにお得ですよね!!
また機会があれば取り上げてみたいと思います。
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