短い聞き返しの表現 - NHK英会話タイムトライアル

3月11日(土)のレギュラーの会は、いつもの「NHKラジオ英会話」ではなく、何人かの参加者の方から評判の高かった「NHK英会話タイムトライアル」に変更しました。

とても良いプログラムだと耳にしてはいたのですが、私自身今回はじめてちゃんと聞いてみて、ほんとに良いなと思いました。質問に対してすぐに答えられる瞬発力を鍛える、だそうです。

何が良いかというと、私が思うに、他の番組(「ラジオ英会話」や「ビジネス英語」)は聞き流してなんとなくわかったような気になれてしまうのですが、この「英会話タイムトライアル」はそれができません。集中しないと答えられないし、それができなければ聞いてる意味がないんです。

一見、簡単そうにみえる質問と答えのやりとりも、いざそいういうシチュエーションに置かれたときにとっさに出てくるか? それを実感させられます。1~2ワードの短いフレーズも、自分のものにしていなければ、いざという時には使えないでしょう。

たとえば、今回学んだのは「相手の行ってることが聞き取れなかった時の、短い聞き返しの表現」なのですが、最も短いのはたった1ワードのこれです。

Sorry?

謝っているわけではなく、聞き返しているのです。

「もう一度言っていただけますか?」とお願いする表現は

Would you say that again?

と言います。

One more please. とか Again please. は卒業しましょう、とのことです

実はこの Sorry? は、私が仕事でネイティブのスタッフたちと会議しているときに、しょっちゅう出てくるんです。謝っているのではなく聞き返していることはわかりましたが、このたった一言が自分ではなかなか使いこなせないでいたのでした。

また、Would you say that again? も、Would youは省略してるにしても、Say that again? はほんとによく使われています。Once more please. も Repeat please も聞いたことありません。そして、Say it again? ではなく、もう1回言ってほしい内容は it ではなく that が使われます。

話は発展しますが、How are you? と聞かれて、I’m fine, thank you. And you? という返答を中学の英語の最初の授業で習うけど決してネイティブはそんな返答はしない、という話はよく聞きますよね。

私の経験では、How are you? の答えとして最も多いのは Good! の1ワード、その次に、I’m OK. の2ワード。I’m fine. は聞かないわけではありませんが、どんな時にそんな答えを聞いたかというと、風邪をひいてしばらく休んでいた同僚が回復して出社した際に How are you? と声をかけると、 I’m fine. と答えが返ってきました。ちょっと改まった言い方なのかもしれません。

ちなみにこの fine が多く使われるシチュエーションはというと、「それでいいよ」「それで結構」という時です。

そんなふうな短くても常に使われる表現が、この「英会話タイムトライアル」では学べるんだと思いました。それがいざという時に即座に出てくるか・・・その瞬発力を鍛えるというのは大事ですね。

今後もいろいろ取り入れながら幅広く勉強していきたいと思います

コメント

  1. […] 3/25(土)のレギュラーの会も、前回に引き続きNHK「英会話タイムトライアル」を教材にして勉強しました。 […]

  2. Naoko より:

    タイムトライアルいいですよね!参加できず残念でした。
    Sorry? という聞き返しの表現については思い出があります。
    大学時代にイギリスでホームステイした時にホストファミリーの皆さんに私の英語が伝わらず Sorry? と言われてばかりでした。最初はなぜ謝られたんだろう?と疑問でしたが次第に私の言うことが伝わらなくて聞き返してくれてるんだと気がつきました。それから私も聞き取れなかったときはSorry?を使うようになりました。短期留学でしたので英語はほとんど上達しませんでしたが,Sorry?だけは今も自然に口からでます。今も上達せず聞き取れないからですが(笑)

  3. Jerusha より:

    新しく覚えた言葉は使わないと覚えませんね。短く簡単でもよいので使ってみることが大事だなと思いました。
    今日みた映画で主人公が姪から単語を教わるシーンがありますが、見事に自分の言葉でその単語を使いこなしています!繰り返し練習しないとですね。会話はキャッチボールなのでタイムトライアルはとても良い練習になると。思いました。