「デスパレートな妻たち」とビジネス英語

当サークルで楽しみながら学んでいるアメリカのドラマ「デスパレートな妻たち(Desperate Housewives)」と、この日初めて教材に取り上げたNHKのラジオ講座「実践ビジネス英語」のテキストで同じ表現を3つも見つけたので妙に嬉しくなって書いてみたいと思います

デス妻とビジネス英語などあまり共通点はなさそう・・というイメージかもですが、デス妻のしょっぱな第1シーズンの第1話と第2話に、その3つの共通表現ありました。初期のエピソードなので登場人物のキャラクターを紹介する表現が多いのですが、その中で出てきます。

まずはガブリエルから。

Since her modeling days in New York, Gabrielle had developed a taste for rich food and rich men.
ガブリエルはニューヨークでのモデル時代、リッチな食事とリッチな男に対する味覚を磨いた

develop a taste for~(~に対する嗜好を発達させる。~が好きになる。)

まさに今回取り上げた実践ビジネス英語のテキストに出てきました(2017年1月号)。テキストでの文脈は、これまで日本人は太古の昔から味わってきた seaweed (海藻類)を、西洋人が最近になってその良さがわかり、味わうようになってきた、という内容です。テキストにはこのようにあります。

People in Western countries seem to have developed a taste for it (seaweed).
西洋諸国の人たちは海藻に対する嗜好を発達させたようだ。

ビジネス英語ではあくまで真面目な内容なのですが、デス妻ではギャビーがリッチな食事とリッチな男に対する嗜好を発達させた、すなわち「リッチなカルロスと恋に落ちた」ということを言っています。面白いですね♪

次にリネット。

She didn’t cook much while she was moving up the corporate ladders.
彼女(リネット)は出世街道をまっしぐらだった時はあまり料理はしなかった。

元キャリアウーマンのリネットを紹介するナレーターの一文です。

move up the corporate ladders (出世街道を上る)

これは「実践ビジネス英語」のどこで出てきたのかはすぐに思い出せずに調査中ですが・・実ビジで学んで覚えたことは確かなので覚えていました。ビジネスウーマンのリネットの人物を語る時、ビジネス英語が出てきてもおかしくはないですね!

 

さて、最後の3つ目は、イーディーです。これは第2話の内容です。

スーザンがマイクと二人で食事をする約束をしたときに悪女訳のイーディーが割り込んできて一緒に食事をするハメになります。そのときマイクが食事はステーキの予定だということから「イーディーはベジタリアンじゃないよね?」とスーザンに聞きました。それに対するスーザンのセリフです。

Oh no, Edie’s definitely a carnivore.
まさか、イーディーは絶対に肉食よ。

イーディーのキャラクターをスーザンがいろんな意味を含んで言っています。

日本語でも「肉食系」というのは「お肉が好きな人」以上の意味があるのと英語も同じですね。しかし真面目な実践ビジネス英語では純粋に「肉食の人、お肉が好きな人」という意味で使われています。

I’d thought Americans were hardcore carnivore.
私は常々アメリカ人は徹底した肉好きだと思っていました。

この carnivore (肉食の、肉好きの)というのがデス妻と実ビジでの共通ボキャブラリーなのでした。

よほどの専門用語でない限り、ビジネスであろうがドラマであろうが、日常的に使う表現はたいして違いません

今回ご参加くださった皆様にも共感いただけたので、毎回ではないですが、この「実践ビジネス英語」のテキストを定期的に取り入れていきたいと思っています。

コメント

  1. […] この「実践ビジネス英語」については改めて書きましたのでこちらをご覧ください。 […]