先日、「令和と新天皇」のセッションをやった際に「令和」の由来である「万葉集」からの引用を学び、日本の古典文学を英語で勉強してみるのもいいねーとなり、今回のFacilitatorさんが「枕草子」を教材に取り上げてくださいました
有名な「春はあけぼの」で始まる、あの、枕草子です。
これをまずは日本語の原文、現代語訳、そして英語訳、そしてその英語訳の和訳を学び、さらにその後、「春」「夏」「秋」「冬」「心躍らせるもの」「気にかかるもの」・・などなど、枕草子のお題にそって皆で英作文してみる、枕草子ーRekindle版を作ってみる、という画期的な企画をしていただきました。
さて、「春はあけぼの」を英語で言うとどうなるでしょう?
そのまま訳すとSpring is down. ・・・?
FacilitatorさんがNHKの教材から英語訳を持ってきてくださいました。
For spring, it is the dawn that is most beautiful.
そうですね、英訳すると長くなります。逆に言えば、日本語ってほんとに省略ばかりなので短くできてしまうのです。「春はあけぼの」とはつまり「春、もっとも美しいのは夜明けである」と言いたいんだって、そんなこと考えたことありませんでしたよね
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎはすこしあかりて。むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる。
For spring, it is the dawn that is most beautiful. The skies on top of mountains become lighter and lighter with the rising of the sun. The long thin clouds that turn light purple are a sight to be enjoyed, too.
日本の古典を学ぶというアカデミックな内容を学びつつ自分自身の英作文でぐっと身近なものとすることができました。Pillow Story – Rekindle Edition はそれぞれの個性が光る素晴らしい作品となり、Rekindleのレベルもぐっと上がりました
ところで余談ですが、私は高校生の頃からNHKの語学番組に大変にお世話になり英語を学ばせてもらってきました。そんなわけでRekindleでもNHKの教材を何度も使わせてもらっていますし、NHKは言ってみれば私の英語学習においての恩人です。今NHKの受信料を払うかどうかが議論になっていますが、もちろん私は払っています。が、高いな~と思いますし、払わなくて済むなら払いたくないと思います。せっかく語学教材はお手頃価格で購入できるし番組はタダで視聴できるのに・・と思っていましたが、でも実はタダではなく、受信料を払っているんですねー、と思うと、なんかソンした気分になりますが、逆に言えば払ってるのだから使わなきゃソンと思います。受信料を払いたくないという人の中にはいろんな理由があるようですね。そう主張する側にも一理あると思うので、今後の議論を注視しています。でもまぁ私は、良質な英語教材を提供してくれているので、その感謝の気持ちで払っています
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コメント
枕草子Rekindle版…
思いもつかない壮大な企画に、最初は頭を抱えましたが…
いざ取り組み始めると、だんだん楽しくなってきました。自分の思っていることを整理し、英文にしていく。大変な作業でしたが、書き上げた時の充実感、達成感といったら!ちょっと清少納言になった気分でした😊
発表当日は全員の分を紹介。作品それぞれにその人らしさが出ていたり、意外な面を知ったりで、面白かったです。
自分一人での勉強や英会話スクールではできない経験でした。「さすがRekindleだなぁ」と改めて惚れ直しました❤️